しらかば探訪 vol.014

兵庫県新長田駅「戎ラボラトリーと風呂ぺら展」

絵画展へ行ってきた。 ここの設営の内装材に、ロシアンバーチの端材が使われているからだ。

工事中の時の写真です。t=4mmのロシアンバーチの端材。 ・・・というのは建前で、実際、山下さんの言葉に興味をそそられたから。

今回の設営・空間デザインを担当されたアトリエ・フィッシュの山下さんが1枚の絵に心を動かされ、無償だったとしてもこの仕事を引き受けたいと思ったそうだ。

「すごく良かった。すごいまっすぐで、胸に突き刺さった。」 人の情熱に火をつけて、動かしてしまう絵。 どんなんか見てみたい!

会社で詳細の打ち合わせに来ていた 建築家の山下誠一郎さん(アトリエ・フィッシュ) ここで展示される絵は「アウトサイダーアート」「アールブリュット」というジャンルに分類される。技法や形式にとらわれないで自由に描いたもの。その多くは知的障害者によるものだ。今回の出展者たちもそう。アトリエ「戎ラボラトリー」に通う人々の作品。 「戎ラボラトリー」では、絵の道具とスペースを提供している。月に一度、第3日曜日、誰でも利用できる。アトリエを利用しているのは「ライフスペース・プロペラ」の施設・他の施設に所属する知的障害を持つ人たち。

山﨑慎也さん。このイベントの企画者。ライフスペース・プロペラ所属 戎ラボラトリーを管理している山崎さんにお話を聞いた。

彼の目標は2つ。 1つは障害を持つ人たちにとって絵が暮らしの支えになること。たとえば、怒りの感情がない人は、それをどう処理すればよいのかわからない。それを絵に描きだすことでプラスに変わればいいという。

「僕たちがテレビを見たり読書したりしてリラックスするけど、言葉社会は彼らにとって意味がない。絵が彼らにとって楽しい娯楽のような存在になれば嬉しいです。」と山﨑さん。 世界的に有名なアーティスト「草間弥生」も統合失調症の幻覚を絵に描くことで、自分の精神的なバランスを取ろうとしていた。

2つめは、絵が彼らにとって食べていける手段になること。彼らの仕事には単純作業がある。でもそれはロボットにも代わることができる。芸術分野においては、誰にもマネできない感性で才能を発揮できる場として可能性を秘めている。 「ただ、いい絵だからといって売れるわけではないです。売れるか売れないかはマネージメント次第。だから僕はもっとマネージメント力もつけたい。彼らにとっていいサポートができるようになりたい。」 私の個人的な感想。 言葉をツールとしない人たちによる、線や色使いはわざとらしくない。ペンで書いてるから一発勝負。失敗を恐れない線。失敗も肯定しているような線。そもそも失敗とかいう概念はないかもしれない。それが良かった。心に残る絵がありました。 展示会は10月13日(金)まで開催してます。 「戎ラボラトリーと風呂ぺら展」 日程:平成29年10月3日(火)〜10月13日(金) 10:00〜18:00 場所:風呂跡アートギャラリー(新長田駅) 神戸市長田区西代通3-1-11 入場料:300円 問い合わせ:ライフスペース・プロペラ 078-732-9799

写真と文/小寺ヨシコ

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