vol.02「あぐら家具企画」原ななえさん

少し時間が経ってしまいましたが、

前回のしらかば探訪で北海道の店舗をご紹介したその続きです。

前回のようすはこちら。

その物件を主に手がけられた「あぐら家具企画」の原さんについて書きたいと思います。

ちょっと面白い、原さんとテツヤジャパンの出会いについて。

札幌市内にある「ブルゴーニュ」(今は閉店)という不思議な雰囲気のバーで、原さんはバーテンダーとしてカウンターの中にいたと言います。何故かというと、そのバーはオーナーのおばあさんが、街中で手当たりしだいに通行人をスカウトして、1日限定のバーテンダーをやってもらうという、知る人ぞ知る変わったバーだったのです。もちろん、女の子が接待するようなお店ではなく一般的なバーです。 原さんはその日、打ち合わせに向かって歩いていましたが、それが急にキャンセルになった数分後、バーのおばあさんにスカウトされ、面白そうだからバーテンダーをやってみることにしたのだそう。そしてバーに立っていると、雨でずぶ濡れの首に、てぬぐいをぶらさげた男が客として入ってきた。それが、札幌出張中だったテツヤジャパンの社長木村テツヤでした。

彼は雨の中、外に立たされてたアメリカ人のおじいちゃん(お客さんのスカウト担当)に誘われてバーに入ったらしい。話はロシアンバーチの話になり、デザイナーの原さんは興味をもってくれたと言います。そんな、不思議な出会いがありました。 そしてその2日後、原さんのもとに、木村から一本の電話が。小樽の現場が苦戦していて、誰か手伝いに来てもらえる人はいないかということでした。普通であれば、そんな急に職人はつかまりません。ですが、そのバーのお会計が実はとっても高かったらしく、1日バーテンダーとはいえ、木村社長に申し訳ない気持ちがあった原さんは応援にかけつけて、無事現場が収まったといいます。 出会いって、出会うべくして起こるものなのだなあ。

原さんのプロフィール。 「デザイナー」というより、思いついたことは、どんなものでも形にする、 造形のプロっていう表現がぴったりだと思います。 東京都中野区出身、武蔵野美術大学で油絵を専攻。在学中はオフロードバイクにはまり、毎夏休みに北海道に通う。北海道だけにとどまらずバイトで貯めたお金をはたいて渡米、中古車トラックを購入しバイクを運びつつ西海岸のダートエリアをキャンプで乗り回すという旅をしていたそうです。かなりの「じゃじゃ馬娘」です。北海道が気に入っていたので、旭川の家具木工製作所へ入社。そこで木工技術を学び、3年半で独立しました。「あぐら家具企画」という名で旭川で家具屋として開設、後に札幌市内に移転。店舗や住宅の内装の施工、家具什器の設計、製作、さらにはプロダクト製品の企画などを手がけます。 でも、それだけじゃない。 きっかけがあって、蝦夷鹿(えぞしか)の皮を猟師さんから直接買い取り、その皮を鞣し、鞣した革と、その革を製品にしたものの販売まで始めました。北海道では蝦夷鹿が大量に増えすぎているため、森林や畑が破壊されつつあるのので、蝦夷鹿は駆除の対象になっているといいます。

原さんの仕入れている蝦夷鹿も一部、駆除された鹿です。 「deer park」という名前で蝦夷鹿の革を使って、自らが縫製したカバンや小物も販売しています。 原さんの革製品の特徴の1つとして、野生の鹿ならではのケンカの傷跡や虫食いの跡、銃弾の跡など、鹿の生きざまを表すような「傷」を積極的に取り入れています。 蝦夷鹿の革ってカバンに使えるんですね? 「本来ならカバンには向いてないやわらかい素材なんだけど、岡山のジーンズを贅沢にも裏生地に使うことで強度を保っています。 柔らかくて、ふわふわ、軽くて、触り心地は抜群なんですよ」 原さんは服も好きである。一部屋が埋まってしまうほど服を持っている。そんなわけで服も作ります。こないだは、蝦夷鹿の革でシャツを試作していた。

あぐら家具企画の事務所のある場所もちょっと変わってる。 事務所がイタリアンレストランと併設されている。夜はレストランのテーブルになる机で、昼間は打ち合わせをするのがあぐらスタイルです。時々、美味しい匂いがします。 ちなみにここのイタリアンレストランは「ノムラーノアグラ」 北海道内で他に2店舗の姉妹店を持っていて流行っている、とても評判の良いお店です。 (姉妹店:「ゴンチッカ」 札幌市すすきの、「jun di vino」日高町富川)

店舗内装は全部、原さんがデザイン施工しています。レストラン空間の中に、原さんが作ったカラフルな小物から家具・椅子も展示&販売されているのでそんな景色を眺めつつ食べることも可能!食後、腹ごなしの散歩がてらにカラフルなショールームスペースをブラつくのもお勧めです。

流す、というより、一つ一つを良く見て欲しい。どれもこれも、笑みがこぼれる一品。なるほど!と腹落ちしたり、そのひらめきに感動したり。遊び心がたっぷりの原さんのおもちゃ箱を見ているようで楽しい。小寺の個人的な思いですが、生活に必要な最低限のものばかり買って暮らしている。正直、いつもの自分にとっては不要と思われる分野。でも、こんなものが生活を豊かにするんだろうと思った。

ダイアモンドのキーホルダー。素材はパンチカーペット。金具にはスイスアーミーの二重リングを使っている。 ご本人曰く、代表作ではないらしいが これを作ってる時が最高に幸せなんだそうだ。 「1個1個がすっごく愛おしい!」 といった原さん。

そんな話を聞いてるうちに本物のダイアモンドより、こっちの方が素晴らしいんじゃないかと思えてきて、2つ買いました。

もちろん、家具もオーダーメイドで作れます。こっちの方がメイン。 日本ではここでしか手に入らないものしか置いてないです

特別なあなただけの北海道土産、いかがですか。 展示販売会のお知らせ(東京) 期間中は原さんに会えるかも! ********** 2016年12月6日~12月18日 東京都台東区上野桜木2-15-1 櫻木画廊にて

「蝦夷鹿ナチュラル」

店舗、住居の内装・家具製作・プロダクト商品のご相談はこちら あぐら家具企画

公式サイトはこちら 住所 札幌市中央区南6条東1-2-1F Tel   011-533-4149

写真と文/小寺ヨシコ

◎テツヤジャパンはロシア白樺耐水合板の専門商社です◎

◎お好みのサイズにカット・塗装して納品もできます。簡単な手書き図でもOK!◎

◎個人からプロまで購入が可能です◎

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