

特集:「復興支援ボランティア白樺隊」が行く熊本県城南町/後編
TOPページへ戻る DIARY一覧へ戻る 1日目の様子はこちら 熊本復興支援二日目は、熊本市南区城南町六田の区長を務めている成松正治さんの自邸の前にDIY復興ドームを建てることになりました。 成松さんのご自宅は、建築指導課の応急危険度判定の結果「危険」とみなされ、玄関先には赤い紙が貼られることになってしまいました。 ご家族は今も仮設住宅での暮らしを余儀なくされています。 今も自宅の中には家財や生活道具が一式そのまま残っています。 「仮設から今来たところで…」と話す奥様。暑さ厳しい熊本での仮設住宅暮らし、さらに疲れが増していたことでしょう。そんな中、我々白樺隊をお気遣いいただいて本当にありがとうございます。今日は精一杯やらせていただきます。 「やるでやるでやるでー!!! 」朝8時からみんなエンジン全開です。昨日建てたメンバーで今日も建てるため、段取りが頭の中に入っているから、みんなの動きが速いです。 まず、壁材と屋根材の塗装を、まるちゃんと松本、そしてテツヤ・ジャパン「縁の下の力持ち」こと、倉庫担当の西光さんで行います。後半は慣れてきてムラもほとん


特集:「復興支援ボランティア白樺隊」が行く熊本県城南町/前編
◎あらためまして「白樺隊」って何? ロシア白樺合板の専門商社である株式会社テツヤ・ジャパン、代表木村哲哉が隊長を務める「復興支援ボランティア白樺隊」。建築家や大工だけでなく、映画監督や絵描きなど、様々な職業の人々が志を同じくして、その都度色んなメンバーが集まっています。 東日本大震災の後、2011年5月に陸前高田市に白樺隊は最初のDIY復興ドームを建設しました。DIY復興ドームとは、耐水性や耐久性に優れたロシア白樺の合板を用いて作られる「かまぼこ型」をした仮設倉庫です。 組み立ては大人が力を合わせれば、1日で完成します。倉庫の使いみちは地元の方々の仕事用具入れ、被災した家屋の中にある家具や荷物を補完したりなど。以来、約30棟のドームを地元の方々と協力しながら建てて参りました。DYIドームは静岡のものづくりおじさん釘宮正孝さんが考案され、復興支援ボランティア白樺隊に寄与していただきました。 ◎今回の熊本の支援 熊本への支援は、今回で3回目。網田力(おおだつとむ)さんからの支援要請で、熊本県城南町に6棟建てることに。私が現地入りした時はすでに、屋根部